「整体に通う人が勘違いしやすい“痛みの本当の原因”」
「肩が痛いから、肩が悪い」
「腰が痛いから、腰に原因がある」
そう思っている方はとても多いです。
もちろん、痛みが出ている場所に問題があるケースもあります。
ですが実際には、“痛い場所=本当の原因”とは限らないことも少なくありません。
整体の現場でも、
「そこが原因だったんですね!」
と驚かれることはよくあります。
今回は、患者さんが勘違いしやすい“痛みの本当の原因”について、整体師の視点からわかりやすくお話しします。
痛みは「結果」として出ていることがある
まず知ってほしいのが、
“痛みは体からのサイン”
だということです。
例えば腰痛でも、
- 腰そのものが悪い
- 腰が「頑張りすぎている」
この2つは似ているようで違います。
実際には、「他の場所がうまく使えていないせいで、腰に負担が集中している」ケースも多いんです。
つまり、腰は“被害者”のような状態ですね。
よくあるケース① 肩こりの原因が“呼吸”にある
肩こりの方を見ると、肩だけでなく、
- 胸まわり
- 肋骨
- お腹
が固まっていることがあります。
呼吸が浅くなると、首や肩の筋肉が“呼吸を助ける役割”までしなければいけなくなります。
すると肩の筋肉は休めなくなり、ずっと働き続ける状態になります。
結果として、
「肩を揉んでもすぐ戻る」
という状態になりやすいんです。
よくあるケース② 腰痛の原因が“股関節”にある
腰痛の方で多いのが、股関節の動きが小さくなっているケースです。
本来、
- しゃがむ
- 歩く
- 立ち上がる
といった動作では、股関節がしっかり働く必要があります。
でも股関節が硬いと、その分を腰がカバーすることになります。
すると腰ばかりに負担が集中してしまい、痛みにつながるんです。
この場合、腰だけをマッサージしても改善しにくいことがあります。
よくあるケース③ 首の痛みの原因が“背中”にある
首がつらい人でも、実際には背中や肩甲骨が固まっているケースがあります。
背中が動かなくなると、本来背中が担当する動きを首が代わりに行うようになります。
すると、
- 首が張る
- 寝違えを繰り返す
- 頭痛が出る
といった症状につながりやすくなるんです。
「姿勢が悪いから痛い」だけではない
ここでよくある勘違いが、
「姿勢が悪い=痛みの原因」
と考えてしまうことです。
もちろん姿勢は関係します。
ですが実際には、
- なぜその姿勢になるのか?
- どこが頑張りすぎているのか?
- どこがうまく使えていないのか?
を見ることが大切なんです。
例えば猫背も、
- 呼吸が浅い
- お腹がうまく使えない
- 疲労が強い
- 股関節が硬い
など、いろいろな背景があります。
「痛い場所だけ」を見ると繰り返しやすい
痛みがあると、どうしてもそこばかり気になります。
ですが、痛い場所だけをケアしていると、
「その場ではラクになるけど戻る」
ということも起きやすくなります。
大切なのは、
“なぜそこに負担が集中したのか?”
を考えることです。
整体師が見ているのは“体全体のつながり”
整体では、
- 立ち方
- 歩き方
- 呼吸
- 体の使い方
- 筋肉のバランス
など、全身のつながりを見ることが多いです。
なぜなら、人の体は一部分だけで動いているわけではないからです。
どこかがうまく働かなくなると、別の場所がかばい始めます。
その“かばい続けた結果”として、痛みが出ているケースはとても多いんです。
まとめ
痛みは、
「そこが悪いから痛い」
とは限りません。
実際には、
- 呼吸
- 股関節
- 背中
- 体の使い方
- 日常のクセ
などが関係し、“負担が集中した結果”として痛みが出ていることも多くあります。
だからこそ、痛い場所だけでなく、
「なぜそこに負担が集まったのか?」
を見ることが、根本改善につながる大切なポイントになります。
もし、
- マッサージしても戻る
- 同じ場所ばかり痛くなる
- 何度も繰り返している
という方は、“本当の原因”が別の場所に隠れているかもしれません。
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